2015年から導入されたストレスチェック制度では、50人以上の労働者がいる企業と地方公共団体は1年に1回のストレスチェックの実施が義務づけられています。しかし、その結果については一般的に個人ではなく企業に帰属しており、「個人個人のデータは実施者である資格のある産業医や実施事務従事者だけが本当に閲覧しているのか」「不当に情報が共有され、人事評価などに用いられていないか」等、データ閲覧の明確化ができておりませんでした。

『xID』は、マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人認証ができるデジタルIDアプリです。初回登録時にマイナンバーカードに格納されている基本4情報(氏名、住所、性別、生年月日)をスマートフォンのNFC経由で読み取り、マイナンバーカードとxIDを紐付けます。その後、連携するオンラインサービスのログイン用の暗証番号と電子署名用の暗証番号を設定し、利用時に認証・電子署名することで本人確認を完結し、さまざまなオンラインサービスの安全な利用を実現します。

今回、『ラフールサーベイ』に『xID』を利用してログインすることで「本当にユーザー本人がログインしているのか」「許可がおりている人間だけが結果を閲覧出来ているのか」を明確化することが可能となりました。将来的には、以前受診したサーベイの結果をユーザー側の任意で医師に共有することも可能となり、初診であってもこれまでのデータをもとに最適な治療案を提案できるようになります。

ラフール及びxIDは、今回の協業によって、メンタルヘルス領域における安全性や利便性、そして相互運用性を大きく向上させることが可能となり、様々な社会課題を解決できると考えています。働く方々のメンタルヘルスケアを通じて仕事や人生をポジティブに捉えられる方を1人でも多く増やすことで、会社や日本を元気にしていきたいと考えております。

『ラフールサーベイ』と『xID』を連携することで、企業・個人問わず、メンタルヘルス領域の課題解決の一助になれますよう、努めて参ります。

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