群馬のきめ細かな物流を支える株式会社物流サービス様は、全ての従業員にスマートフォンを配布し、業務の効率化と情報共有を進めておられます。ITを通して業務の効率化を図る代表取締役 大谷内光男様、専務取締役 大谷内輝男様に、『ラフールサーベイ』導入の経緯や今後の展望について、お取り組みを交えながらお話を伺いました。

貴社の事業内容についてお聞かせください

群馬エリア限定で、小さめの荷物を配送したり、倉庫内付帯作業をおこなうサービスを展開しています。自動車メーカーの部品センターから部品を運ぶオートパーツ事業、医療機関から検体を運ぶメディカル事業、コンビニの販促物などを運ぶコンビニエンス事業の3つの事業を展開しています。

『ラフールサーベイ』を導入いただいたきっかけを教えてください

ちょうど2~3年前、人不足でとても困っていた時期がありました。お付き合いのあるコンサルティング会社さんに相談する中で出てきたのが「会社の現状を見える化する必要があるのでは」ということ。そこでご紹介いただいたのが『ラフールサーベイ』でした。事業所別ではまだ50人に達していませんが、将来を見据えてストレスチェックができるものを導入しておこうと考えました。

『ラフールサーベイ』を実際にお使いいただいてみての感想はいかがですか?

最初に『ディープサーベイ』を行った後、ラフールさんに結果の読み方などを分かりやすくフィードバックしていただきました。社内展開の仕方などのアドバイスをもらえたのも、とても良かったです。

「運送会社さんの中ではどんな位置にあるんだろう」「うちはどの部分が低いのか」など、一般的な数値と比較して評価できるのはいいですね。また、24時間電話相談できるプランを導入したところ、社員から「会社でそこまで気遣ってくれているのはありがたい」というコメントがありました。

『ディープサーベイ』で出てきた数値については、あまり初めから悪いところを強調せず、全体の概要と、他の会社に比べて良いところを伝えるようにしました。社内でもグループによって随分違うなと感じましたが、ガンガン言って良くなるものではないですし、忖度して回答するようになってしまっては意味がありません。時間をかけて少しずつ方向性を修正していければというのが私の考えです。1~2年経って「何かちょっと違ってきたね」というくらいでいいと思っているんです。

『ショートサーベイ』は、まだ1回目が終わったばかりですから、今後回を重ねることでどんな結果が出てくるか、楽しみですね。各自で数値の変化が見られということで、セルフチェックの意識も徐々に高まってくると期待しています。

貴社ではIT化を推進し、働きやすい環境づくりが進んでいると伺いましたが、具体的なお取り組みを教えてください。

全従業員にスマートフォンを貸し出し、業務の効率化を図っています。電話よりもチャットでやり取りする方がスムーズですし、今まで会社に戻って書いていた日報を外で書いて、直接帰宅できるようにもなりました。

そんな中始めた『ラフールサーベイ』ですが、最初におこなった『ディープサーベイ』の結果を見て、「伝えているつもりだけれど、伝わっていない」ことがまだまだあることに気付きました。それからは、さらに情報の共有に力を入れるようになりましたね。

今は毎月責任者が集まる安全衛生委員会の議事録をすぐに全社員が見られるビジネス用チャットに上げるなど、確実にみんなが見られるようにしていますし、経営計画書や、安全・衛生を学ぶ機会も多く設けています。最初は「勉強なんていいよ」という人も、50回帳で楽しくポイントをためながら学んでくれているようです。

今後どのような組織にしていきたいですか?展望をお聞かせください

健康経営に取り組み3年目ですが、新たに「働きやすい職場認証」を受けるための取り組みも始めました。初めは無理矢理でも、その次からそれをスタンダードにしていけばいい。できていないところを見つけて、ちょっとずつ上げていくのが得意なんです。

まだまだ情報発信力は弱いのですが、社内はもちろん、社外の方にも会社をよくするための取り組みをぜひ知ってもらいたい。『ラフールサーベイ』もその一つです。それがフックになって、採用のときにも興味を持ってもらえると嬉しいですね。

今はストレスに弱い方も多くなっていますので、『ラフールサーベイ』で何かアラートが出た場合には、カウンセリングなど早めに対策をうっていこうと思っています。まずは従業員の心身の健康が大切ですから、必要なときは遠慮なく休んでほしいですね。

もともとみんな仲が良くて風通しの良い会社ですが、最近では従業員の中から提案が出てくることも増えました。「言ってもいいんだ」という心理的安全性が社内で高まってきたと感じます。今後も、みんなが笑顔でニコニコわくわく過ごせるような、そんな会社であり続けたいと思います。