ブランド品から日用品まで、全国で買い取り事業を展開する株式会社エコリング様。不要品に価値を与え、新たな販売方法でリユースの輪を広げておられます。現在111店舗、300人以上の従業様が在籍する中、人事部でも『ラフールサーベイ』をはじめ外部サービスを積極的に活用し、テック化が進んでいます。今回は、執行役員人事総務担当 在里弘樹 様と人事部課長 下野大輔 様に『ラフールサーベイ』導入の経緯や活用方法、結果をもとに実施したメンタルヘルス研修のご感想を伺いました。

「満足度を簡単に可視化」を求めていました

― 『ラフールサーベイ』導入の経緯をお聞かせいただけますか?

在里様 )

私が人事担当になった頃、従業員満足度はGoogleフォームなどでアンケート調査し、エクセルで集計し開示していました。しかし、こういったアナログの方法では手間が掛かります。「最近は人事でもテック化が進んでいるし、もっと簡単に組織状態や従業員の状態、満足度を可視化できないか」そう思っていた時に出会ったのが『ラフールサーベイ』です。

これならパルスサーベイ要素もあり、厚労省に準拠するストレスチェックをベースに強化されたサーベイのためメンタルヘルスの領域を網羅できる。特定できる人事情報の開示は行わないが、部署単位の情報もほとんど開示されないブラックボックスの状態で従業員はただサーベイに答えて終わり。しかしこの情報の一部でも可視化できれば、より現場の興味、関心も高まってくるのでは?そのように感じました。 なので、弊社のやりたい「メンタルヘルス対策」「従業員の状態把握」の2点が『ラフールサーベイ』とマッチしたのが決め手ですね。

― 実際に『ラフールサーベイ』をご利用されていかがですか?

下野様 )

『ラフールサーベイ』は、回答期間が終わるとすぐに結果が反映されるのがいいですね。状況を把握するスピードが格段に上がりました。肌感でが順調にいっていると思っていたことも、サーベイの数字上は下がっていたなど、新たに気付いた部分もありましたね。

― 結果などはどのように活用されていますか?

在里様 )

全社に開示している資料をお見せしますね。

全社結果に加えて、管理部門、買取部門、サービス部門、販売部門に分け、前年比の結果、ディープサーベイ、ショートサーベイを踏まえた年間の推移、詳細結果などを一部抜粋し、全社員に開示しています。

こちらは2019下半期、2020上半期/下半期での、全社の高ストレス者と離職リスク、社内ハラスメントを数値化し、対比して見れるようにしています。

コロナウイルスの影響が出始めたときは、やはり高ストレス者の増加が見られましたので、その結果をもとに、ゾーニングの観点から、出勤店舗を限定したり、マスクを全従業員に手配したり、対策を早めにとることができました。

そして上記同様、2019下半期、2020上半期/下半期での心と体・エンゲージメント・仕事内容・人間関係などを、対比して数字の開示をしています。

― 従業員の皆さんの反応はどうですか?

下野様 )

このようにしっかりと従業員に結果を開示することで、サーベイを受けている意義を感じてもらえ、全社で積極的に『ラフールサーベイ』を活用できると思っています。

最初は「忙しいから勘弁して」と言われるかもしれないと思いましたが、始めてみると違っていました。数値の見方の問い合わせがあったり、部署内で目標数値を設定していたり、課題を見つけようと前向きなところが見られたのはよかったですね。

サーベイの実施期間中には、人事の方からもしっかりとリマインドを行っており、回答率は90%を超えています。「やっぱり働く環境や従業員のケアは良くしていかないとね」ということで、会社として前に進んでいる感じがあり、今まで出てこなかったような問題も表面化してきました。

メンタルヘルス研修を、対策の柱の一つに

在里様 )

そもそもメンタルヘルスについては、対策を何もしていないところから始めています。産業医面談についても、『ラフールサーベイ』の導入時に初めて、全社に窓口を周知した形です。産業医と研修、そして、社内に相談窓口を設けてのダイレクトサポートをメンタルヘルス対策の3本柱としていきたいと考え、今回、ラフールさんのメンタルヘルス研修を受けてみることにしました。

― 実際に研修を受けてみて、いかがでしたか?

今回は心を鍛えるというところが主で、ネガティブな部分をポジティブに変換して捉えるという、リフレーミングのワークが印象的でした。自分自身の考え方が広がった気がします。

副次的な効果として、部署間のコミュニケーションが取れたという声もあり、実施した甲斐がありましたね。こういったテーマの研修を同じ会社の仲間と継続的に受けることで、より意識が上がっていくのではないかと思いました。

相談しやすい空気を生む『ラフールサーベイ』に期待

― 今後どのように『ラフールサーベイ』を活用していきたいとお考えですか?

下野様 )

かつてメンタルヘルスというのは、正直あまり意識してこなかった分野でした。しかし、社会的にも温度感が高まってきている今、その必要性を感じ、当社も健康経営に着手しています。従業員のパフォーマンスを上げるためにも、ラフールのサービスを積極的に使っていきたいですし、管理職育成にも活用したいと考えています。

単にホットラインが置いてあるというだけでは、なかなか相談するのには勇気が要ります。しかし、会社として『ラフールサーベイ』を積極的に使っていれば、社内の空気も変わってくる。「相談してもいいんだ。ちょっと話してみようかな」と、今まで自分の中で抱えていた問題を解決するための、心のよりどころになるのではないかと感じています。

『ラフールサーベイ』自体も、「ショートサーベイ」の中でオリジナル質問が入れられるようになったり、個人結果開示、自身の回答結果が見れセルフケアに活かせたりと、日々進化しているようですので、当社のメンタルヘルス対策の柱として、ますます期待しています。