「ラフールサーベイ」を効果的に活用し、目指すは離職ゼロの職場を
- 導入の背景
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- びっくり退職にならないような早期ケアを必要としていた
- 「分析の分かりやすさ」と「手頃な価格」
- 気付き・変化
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- サーベイの結果を個人も把握でき、セルフケアに繋がっている
- 簡単に回答できるため、90%以上のサーベイ回答率を維持できている
- 些細な点でも改善し、働きやすい環境を作っていきたい
京都と鹿児島に拠点をもつ株式会社アドナース様は、介護、看護、重心型放課後等デイサービスに音楽療法取り入れた取り組み、鹿児島では企業主導型の保育園などの福祉事業を展開しておられます。「ラフールサーベイ」導入をきっかけに、従業員のメンタルヘルスケアにも力を入れ始めたアドナース様。今回、事業所の管理者である廣瀬様と高岡様に、「ラフールサーベイ」導入の経緯や運用の工夫などについて伺いました。
自身がまだ気づいていないストレスを把握できるように
まずは「ラフールサーベイ」導入経緯を教えてください
50人以上の事業所でのストレスチェック義務化に対応すべく、「どうせやるなら意義のあるものを」と当社代表が何社かのサービスを取り寄せ、その内の一つが「ラフールサーベイ」です。他社サービスと比較して、「分かりやすさ」と「手ごろな価格」が導入の決め手になったと聞いています。
私は施設で働いていたことがありますが、健康で、かつ問題ないように見えていた人がいきなり「実はストレスを抱えていた」と辞めていくのを数々見てきました。しかも、導入を検討していた当時はストレスチェックをきちんとやっている施設はほとんどなかったというのが実情です。
「ラフールサーベイを使うことで、自分でも気付いていないストレスに意識が向くのではないか」「辞めるという最終手段に行き着く前に、早めの対処ができるようになるのではないか」、そう考え、導入させていただく運びとなりました。
サクッと取り組めて、回答者が自身の結果を見られるる機能が魅力
実際に「ラフールサーベイ」をご利用されていかがですか?
毎月行う「ショートサーベイ」は、回答後すぐに自身の結果が分かりやすく表示されます。自身の結果を見られるのはとてもありがたいです。
「調子はどうですか?」という感じで問われるので、やらされている感がなく、結果を自分でしっかり振り返ることができ、結果に応じたアドバイスコメントやマインドフルネス、職場でできるストレッチの動画などをリコメンドしてくれ、とても使いやすいです。
さらに変動が起きやすいメンタル、フィジカル、エンゲージメントの部分に絞って質問が構成されているのもいいですね。忙しい中、短時間でできるところもメリットの一つです。
ちょうど従業員に端末をわたすタイミングがあり、ログインの手間が省けるよう、ラフールアプリを入れてから配布するようにしました。それもあってか、現在90%以上回答率を得られています。
「ディープサーベイ」は2回目で、まだまだこれからです。今後、回を重ねることで改善すべき点が見えてくれば、対策をラフールさまに相談できる段階に入ると思っています。
職員をよく知ることが、環境改善につながる
離職抑制などの対策はなにかされていますか?
一般企業の離職率が14.6%と言われていますから、介護業界の離職率が特段高いわけではないと私は思っています。当社の介護部門でも、今のところまだ6%台に抑えられています。
私の経験上、他の管理者には、「スタッフのカルテ」を持つよう勧めています。介護は常に24時間ですが、「朝は得意」「1つのお宅に長く行くのが好き」など、どういう状況が働きやすいかは人によって違う。そのため「ラフールサーベイ」の結果をもとに、些細な点でも改善していきたいですね。加えて家族構成やライフスタイルや常に変化し得るライフステージを考慮していけば、働きやすい環境づくりにつながると思っています。
最近は会社としても、バースデー休暇を盛り込んだり、決算期賞与を出したりと、処遇改善に努めています。賞与の時には面談をするのですが、その際、文章に残して手紙で返すことをしています。「あなたのこの部分を成長させてほしい。そのために何が必要ですか?」と聞いて、出てきたことを私が解決する。例えばパソコンが必要ならすぐに準備する。しっかりと従業員の声を拾うことで、結果「ラフールサーベイ」上での数値も良くなっていくと信じています。
今後の展望や組織をどのようにしていきたいかをお聞かせください
当社の職員は、メンタルヘルスに対する意識が高いほうだと思います。大切だということをみんなが分かっている。しかし、福祉の仕事は利用者さん優先ですから、どうしても自分たちのケアを後回しにしてしまうのです。 誰かが起爆剤になって、きっかけを与え続けていかないといけません。
今は私が中心となって時間を作ってもらっていますが、今後「ラフールサーベイ」を継続することで体感できる結果が表れてくると確信しています。内面にあるストレスに気付きそれを理解した管理者が、面談することで解決に導く。そんなふうになってくればおのずと優先順位も上がってくると思うのです。
今後「ラフールサーベイ」を効果的に使うことで、離職率0%の年を出したいですね。今はそれを目標に取り組んでいます。