「うちのチームなら、きっと成し遂げられる」 そんな根拠のある自信を現す『集団効力感』が、今、組織のウェルビーイングを支える鍵として注目されています。
『Well-Being Workers® Awards 2025』第4部では、株式会社ラフールの調査機関「LAFOOL lab.」が保有する16万人超の膨大なサーベイデータを基に、チームの力を最大化する要因を解き明かす「集団効力感の形成要因に関する実証的研究~チームの「やればできる」を左右する要因を、従業員サーベイデータから読み解く~」と題したセッションが行われました。
本レポートでは、組織の「停滞」を打破するヒントが詰まったセッションのポイントをダイジェストでご紹介します。ぜひご一読ください。
見どころ
- 1. 「現場の努力」だけでは限界がある?経営層の存在感
- 2. 「モチベーション」と「定着意向」で効く薬が違う
- 3. 「女性部長クラス」の定着意向に潜む、見えない壁
\2026年2月12日(木)まで 期間限定アーカイブ配信!/
登壇者のご紹介
- 馬場 洋介 氏(一般社団法人日本キャリア・カウンセリング学会 会長)
- 永井 智 氏(立正大学心理学部 教授/臨床心理士/公認心理士)
- モデレーター:眞木 麻美(株式会社ラフール 執行役員/Well-Being事業部 部長)
LAFOOL lab.のご紹介
LAFOOL lab.(ラフールラボ)は、株式会社ラフールが運営する「人的資本経営」や「ウェルビーイング経営」をデータで推進するための研究機関です。
ラフールサーベイで取得した2.5億件超のデータをマスキングし、データ分析・解析を行うことで「今、この瞬間」 にはたらいている人の特徴分析や発表をおこなっています。
https://lafool-lab.jp/
セッションダイジェスト:16万人の声から見えた「強いチーム」の共通点
本セッションでは、日本キャリア・カウンセリング学会の馬場洋介先生、立正大学教授の永井智先生、そして株式会社ラフールの執行役員、眞木麻美が登壇。 「私たちはできる!」という集団の自信が、いかにして形成されるのか。そしてそれが「モチベーション」や「離職防止」にどう繋がっているのかを、統計学的なアプローチで徹底解剖しました。
従来の経験則や「なんとなく」のマネジメントを覆す、驚きの実証データが次々と提示される、非常に濃密な時間となりました。
1. 「現場の努力」だけでは限界がある?経営層の存在感
私たちが最も衝撃を受けたのは、集団効力感を高めるために、現場の上司や同僚の支援以上に「組織因子(経営への信頼やビジョンへの共感)」がダイレクトに影響していたという事実です。
もちろん、現場も影響力を持つ因子であるものの、現場の上司の行動も経営からの発信をもとにした動きとなるため、経営層へのアプローチが優先されることが分かりました。
いかに経営が放つメッセージがチームの背中を押しているのか。そのメカニズムを解説したパートは、すべての経営者・人事担当者に見ていただきたい内容です。
2. 「モチベーション」と「定着意向」で効く薬が違う
「やる気を出してほしいなら〇〇を」
「長く働いてほしいなら△△を」。
本調査のデータからは、従業員の「モチベーション」や「定着意向」を高めるためには、短期的・中長期的にそれぞれアプローチを変えることが効果的だと明確に示されていました。
特に、ある特定の要素が不足すると、どんなにチーム仲が良くても定着意向が下がってしまうという分析は、組織改善の優先順位を再定義させるものでした。
3. 「女性部長クラス」の定着意向に潜む、見えない壁
セッションの終盤では、属性別の深掘り分析について語られました。
ここでは、「部長クラスを男女別に分解すると、女性部長クラスは、男性部長クラスと比較して定着意向が約半分に留まる」という管理職として活躍する女性たちが抱えるギャップが浮き彫りになりました。
男性管理職と比較した際に、なぜ彼女たちの定着意向に差が出るのか。そこには、ウェルビーイングな組織を目指す上で避けては通れない、本質的な課題が隠されていました。
事務局より: ここが心に響いた!
\2026年2月12日(木)まで 期間限定アーカイブ配信!/

