自己肯定感とは?自己肯定感が低い人の特徴や高めるための方法も紹介

最近よく聞く、「自己肯定感」という言葉。自己肯定感は高い方が良いと言いますが、そもそも、自己肯定感とはどのような感覚のことでしょうか?

この記事では、自己肯定感について詳しく解説するほか、上司として理解しておきたい自己肯定感が低い人の特徴や高める方法についても紹介します。

1. 自己肯定感とは

自己肯定感とは、どのような感覚でしょうか?自己肯定感と自信の違いや、自己肯定感を高めるべき理由について詳しく解説します。

自己肯定感の概要

自己肯定感とは、「ありのままの自分を肯定する、好意的に受け止めることができる感覚」のことです。他人と比較するのではなく、そのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる心の状態を指します。人間関係やパートナーシップ、仕事や自己実現においても、自己肯定感が土台となり、幸福に大きく影響する感覚です。

自己肯定感の類語として「自信」が挙げられます。自己肯定感は「根拠がなくとも自分を肯定できる感覚」であるのに対し、自信は「自分の自信やステータスなどを根拠にした感覚」を指します。つまり、根拠があるときにのみ自分を肯定できる感覚というのは、「自信」はあっても「自己肯定感」がない状態と言えます。

自己肯定感が高めるべき理由

それでは、なぜ自己肯定感を高める必要があるのでしょうか?自己肯定感を高めるメリットを3つ紹介します。

1つ目は、前向きになれることです。自己肯定感は「自分のネガティブな側面を許容する」という特徴があります。そのため、自己肯定感を高めることで、失敗やミスをしたときにも前向きな考えを持ち、立ち直れます。前向きな気持ちを持てることで、チャレンジ精神を持って行動できるようにもなります。

2つ目は、自分の軸をしっかり持てるようになることです。他人の軸で生きるのではなく、自分が主体的に決め、自分の軸に従って人生を豊かにできます。また、自分自身を認めることで、自分の判断に自信を持って、価値観をしっかり確立することが可能です。自分の意見に自信を持って伝えられるようにもなります。

3つ目に、人との違いを受け入れられ、他人に対して寛容になれることが挙げられます。自分自身のことを認めることで、自分と同じように他の人も受け入れることが可能です。他人との価値観の違いも肯定できるため、他者理解が進み、円滑な人間関係を築けるようになります。

2. 自己肯定感の低い人の6つの特徴

自己肯定感が低い人の特徴は以下の6つです。

・ものごとをネガティブに捉えやすい
・「できない」を決めつけてしまう
・すぐに人と比較してしまう
・周囲への依存度が強い
・困難な状況から逃げ出す
・人にも自分にも満足できない

ここでは、まずこれら6つの特徴について、詳しく解説します。

①ものごとをネガティブに捉えやすい

自己肯定感が低い人は、ものごとをネガティブに捉えやすいという特徴があります。自分の考えや価値観を否定している状態です。例えば、自己肯定感が低いことについても「自己肯定感が低い自分はよくない」と否定したり、「自分ができるはずがない」と自分の能力や実力を否定したりする傾向があります。

自己肯定感が低い場合、自分の考えや感情をネガティブに考える癖がついている傾向があります。そのため、自分以外のものごとについても、自分のことと同じように否定的に考えてしまうのです。

②「できない」を決めつけてしまう

「できない」と決めつけてしまうのも、自己肯定感が低い人の特徴です。「できない」と決めつけてしまうことは、自分の可能性を否定してしまっている行為でもあります。

仕事では、業績トップになることやプレゼンテーションの成功を否定することが多いです。「自分なんて…」とか「どうせ無理」と思って、できないことを決めつけています。失敗を極端に恐れる状態が続くと、自分は不幸だと決めつけ「悲劇のヒロイン」になってしまうのです。

③すぐに人と比較してしまう

すぐに人と比較してしまう場合も、自己肯定感が低い状態の特徴です。この場合は、「自分には価値がある」と思いたい気持ちから、人との比較で優位性を保とうとしています。自己肯定感が高い人は、条件がなくとも自分を肯定することが可能です。そのため、人と比較して条件を見いだすことで自分を肯定しようとしている状態は、自己肯定感が低いと言えます。

例えば、身につけているブランド物の数や値段を比較したり、他人のダメなところを見つけてはアドバイスしたがったりする状態が当たります。他者から褒められたり、羨ましがられたりすることでしか承認欲求を満たせなくなってしまうのです。

④周囲への依存度が強い

自己肯定感が低い人の特徴として、周囲への依存度が強いことも挙げられます。周囲への依存度が高いとは、自分で主体的に物事を決めて実行しない状態です。他人の意見を優先し、自分の意見を持たないこともあります。

周囲に依存している状態とは、自分の意見を否定している状態と等しいため、自己肯定感が低いと判断できます。周囲に依存し続けていると、失敗や成功を全て人のせいにしてしまい、自分で判断すべきときに決断ができなくなってしまいます。

⑤困難な状況から逃げ出す

困難な状況から逃げ出すことも、自己肯定感が低い人の特徴です。困難な状況に自分が立ち向かった結果、失敗するということを恐れているため、チャレンジするという決断をしません。なぜなら「失敗したら自分に価値はない」と思い込んでいて、失敗した時の自分を肯定できない状態であるからです。自分の能力に自信がなく、失敗したらさらに自分を否定することになるため、困難な状況から逃避することで、自分を守っているのです。

この状況が続くと、無意識のうちに一生懸命に物事に取り組まなくなってしまい、努力をせずにすぐに手に入る実績を欲しがるようになるという影響があります。

⑥人にも自分にも満足できない

自己肯定感が低いと、周りの人にも自分にも満足できなくなってしまいます。なぜなら自分にも他人にも「こうするべき」「こうであるはず」という強い固定観念があるからです。完璧ではないといけないと思っている状態は、完璧でないありのままの自分を否定していることになります。

人にも自分にも満足できなくなっていると、条件をクリアできない自分や他人を否定し続け、人間関係のトラブルを抱えやすくなってしまいます。自暴自棄になって問題行動を起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

3. 自己肯定感を高める3つのステップ

自己肯定感を高める3つのステップ

自分の部下が自己肯定感が低い人の特徴に当てはまったからといって、心配する必要はありません。ここでは、自己肯定感を高める3ステップを紹介します。この3ステップの目的は、本人持っている否定的な思いに気付き、その思い込みを受け入れることで、新たな一歩を見出していくことです。上司としてそれぞれのステップについて詳しく把握しておきましょう。

「気づく」ステップ

はじめのステップは「気づく」ことです。まずは、本人が自分に対してどのような評価をしているのかに気づくために、自分がダメだと思っていることを書き出していきましょう。一人称で書き出していくのがポイントです。

具体的な評価方法の例は以下の通りです。

・私は何に取り組んでも失敗する
・私は業績の悪い仕事ができない人間だ
・私は愛されない、魅力がない

「受け入れる」ステップ

「気づく」ステップの次は、「受け入れる」ステップです。ステップ1で書き出した文言に、「と、今は思い込んでいる」や「と、感じている」と追記していきましょう。

・「私は何に取り組んでも失敗する」と、今は思い込んでいる
・「私は業績の悪い仕事ができない人間だ」と、感じている
・「私は愛されない、魅力がない」と、今は思い込んでいる

上記のように言葉を追記していくことで、思い込みに疑問を抱いたり、将来的には改善されていくという期待の気持ちを持てるようになります。

「許可する」ステップ

最後のステップは、「許可する」ステップです。新しい希望を認め、応援していくように「してもよい」と許可をしていきましょう。

・私は何に取り組んでも失敗する
→「私は失敗しても、また一から始めてもよい」

・私は業績の悪い仕事ができない人間だ
→「私が業績を残してもよい」「私ができる人になってもよい」

・私は愛されない、魅力がない
→「私が愛されてもよい」「私の魅力を認めてもよい」

この3つのステップで、本人の制限となっている心の傷を癒し、それが思い込みであることを受け入れていくことができます。

4. 社員の精神状態の可視化に役立つツール ラフールサーベイ

「ラフールサーベイ」は、社員の精神状態を可視化することのできるツールです。従来の社内アンケートなどでは見えにくい心の状態などを可視化することで、社員が安心して働ける環境づくりのお手伝いをします。

社員が安心して働ける環境づくりは、企業の成長・拡大のための土台となります。まずは、社員一人一人にとって居心地の良い職場を整え、人材の定着と組織改善に繋げましょう。

ラフールネス指数による可視化

組織と個人の”健康度合い”から算出した独自のラフールネス指数を用いて、これまで数値として表せなかった企業の”健康度合い”を可視化できます。また、他社比較や時系列比較が可能であるため、全体における企業の位置や変化を把握することも可能。独自の指数によって”健康度合い”を見える化することで、効率良く目指すべき姿を捉えることができるでしょう。

直感的に課題がわかる分析結果

分析結果はグラフや数値で確認できます。データは部署や男女別に表示できるため、細分化された項目とのクロス分析も可能。一目でリスクを把握できることから、課題を特定する手間も省けるでしょう。

課題解決の一助となる自動対策リコメンド

分析結果はグラフや数値だけでなく、対策案としてフィードバックコメントが表示されます。良い点や悪い点を抽出した対策コメントは、見えてきた課題を特定する手助けになるでしょう。

141項目の質問項目で多角的に調査

従業員が答える質問項目は全部で141項目。厚生労働省が推奨する57項目に加え、独自に約84項目のアンケートを盛り込んでいます。独自の項目は18万人以上のメンタルヘルスデータをベースに専門家の知見を取り入れているため、多角的な調査結果を生み出します。そのため従来のストレスチェックでは見つけられなかったリスクや課題の抽出に寄与します。

5. まとめ

自己肯定感とは、ありのままの自分を認めている感覚のことです。自己肯定感を高めることで、前向きになれたり、自分の軸を持てるというメリットもあります。

自己肯定感が低い特徴に心当たりがある部下がいる上司は、自己肯定感を高める3ステップを是非活用してください。

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