自己認知とは?自己認知の定義と把握する方法を解説

自己認知とは?自己認知の定義と把握する方法を解説

自己認知は、自分自身の価値観や強み、弱みを把握することを指します。自分自身の価値観や強み、弱みを知ることで、自分に合った仕事や環境を知れる他、キャリア形成にも良い効果があります。本記事では、自己認知の定義に加えて、自己認知するための方法も具体的に紹介します。

自己認知とは? 

自己認知とは、自分自身の価値観や、長所・短所を把握することを指します。自己認知は、能力開発や仕事の選択に使えるものです。

自己認知と仕事の関係性 

自己認知と仕事には、どのような関係があるのでしょうか。「価値観」や「強みや弱み」を知ることでどのようなメリットがあるのか、ここでは解説していきます。

まず「価値観」に関して、価値観はとても抽象的な概念ですが、こちらの参考資料では価値観の要素がピックアップされています。資料内で紹介されている価値観には、下記のような要素(定義付き)が83個あります。

  1. 正直さ
  2. 創造性
  3. シンプルさ
  4. 勤勉
  5. 協力

この資料の活用方法の例として、社内における1対1の面談やミーティング時に利用できます。具体的な方法として、83個の価値観の中から、大切なものを数個ほどピックアップし、そのピックアップした価値観に優先順位をつけていく方法があります。

このようにすることで、自分自身が大事にしている価値観の優先度を把握でき、自分の価値観に合っている仕事を選択できます。また、上司もその対象者の価値観を理解することで、適切なアプローチを取りやすくなります。

また「強みや弱み」に関してもかなり抽象的な概念です。強みや弱みに関しては、以下のような質問を行いながら、強みや弱みを探っていくと効果的でしょう。

【強さに関する質問】

  1. 過去に、多くの練習や訓練をせずに身につけたことは何ですか?
  2. 他人より早く、もしくは上手にできると思えるものは何ですか?

【弱さに関する質問】

  1. 自分の中で最大級の失敗はなにがありますか?その失敗で共通しているものは何ですか?
  2. 自分のパフォーマンスにおいて、一番落胆したのはいつですか?

このような質問を行うことで、回答者の強さおよび弱さを把握しやすくなります。

「自己認知」は哲学や臨床心理学でも幅広く用いられる用語

「自己認知」は、哲学や臨床心理学でも幅広く用いられる用語であり、記事内では組織行動学、人材マネジメントの要素にフォーカスしてします。

社風へのマッチ度で採用候補者の定着率・活躍度がわかる適性検査『テキカク』まずは資料ダウンロード

自己認知と他者認知の違いは?

自己認知とよく似た用語として、他者認知があります。似ている用語ですが、下記のように明確な違いがあります、

  • 自己認知…自分自身の価値観や、長所・短所を把握すること
  • 他者認知…心理学用語では「対人認知」
  • 対人認知…他者を把握する際にさまざまな情報に基づいて、心理状態、内面特性を推定する行為

自己認知は、自分が自分自身の価値観などを把握することを指します。一方で、他社認知(対人認知)は、自分が他者の内面の特性(価値観など)を言動などを元に把握することを指します。

自己認知のやり方は心理テスト 

自己認知のやり方は心理テスト

自己認知を把握する方法は、「心理テスト」や他者との面談(ex.1on1ミーティングなど)が挙げられます。近年の能力開発の新しい流れとして、これを研修に組み入れる企業が増加しています。

自己認知を把握することで、日常の行動改善に繋がります。また、自分自身の価値観や強み、弱みを理解することで、キャリア形成にも良い作用を及ぼすことがあります。

心理テストには、こちらの資料を使ってテストをする方法や、【強さに関する質問】や【弱さに関する質問】などのような効果的な質問を問いかけるといった方法があります。

自己認知がズレる(歪む)理由 

自己認知は、時間の経過ともに薄れるもしくは弱ってしまうため、自己認知がズレてしまうことがあります。

自己認知のズレが発覚した際には、原因を探すことが大切です。基本的にズレの原因は、人間は自分自身のことを正当化したいと考える傾向があるため、他人(周り)よりも自分にあることが多いです。

そのため自己認知の解決策は、ズレの原因は自分にあると疑い、その上で他人に相談する、またはテストを使って解決することが賢明でしょう。

他人とコミュニケーションを取る際は、自分より視座の高い人達とのコミュニケーションを増やすようにすると良いでしょう。自分と比べて、視座の高い人とコミュニケーションを取ることで、自分では気付けなかった点に気づける可能性が高いためです。

メタ認知とは 

自己認知と似た概念として「メタ認知」という概念もあります。ここでは、メタ認知について解説します。

メタ認知について

メタ認知とは、「自分が認知している物事を、もう一人の自分が客観的に認知し、制御している状態」のことを指します。

つまり、メタ認知とは「認知していることを認知する」ことを指します。

メタ認知は、もともとは認知心理学で使われていた用語であり、最近になって教育関係や人材育成、経営などの業界で重要な能力の一つとして注目されるようになってきました。

メタ認知能力を高めるメリット

メタ認知を高めるメリットは、円滑なコミュニケーションを取れるようになることです。

円滑なコミュニケーションは、社内の課題を解決するスピードを上げる他、戦略策定に関してもスムーズに進みやすくなります。

メタ認知を鍛える方法として、自分の思考や課題、不安、悩みを紙に書き出すライティングセラピーや瞑想などが挙げられます。

社員の精神状態の可視化に役立つツール ラフールサーベイ

「ラフールサーベイ」は、社員の精神状態を可視化することのできるツールです。従来の社内アンケートなどでは見えにくい心の状態などを可視化することで、社員が安心して働ける環境づくりのお手伝いをします。

社員が安心して働ける環境づくりは、企業の成長・拡大のための土台となります。まずは、社員一人一人にとって居心地の良い職場を整え、人材の定着と組織改善に繋げましょう。

ラフールネス指数による可視化

組織と個人の”健康度合い”から算出した独自のラフールネス指数を用いて、これまで数値として表せなかった企業の”健康度合い”を可視化できます。また、他社比較や時系列比較が可能であるため、全体における企業の位置や変化を把握することも可能。独自の指数によって”健康度合い”を見える化することで、効率良く目指すべき姿を捉えることができるでしょう。

直感的に課題がわかる分析結果

分析結果はグラフや数値で確認できます。データは部署や男女別に表示できるため、細分化された項目とのクロス分析も可能。一目でリスクを把握できることから、課題を特定する手間も省けるでしょう。

課題解決の一助となる自動対策リコメンド

分析結果はグラフや数値だけでなく、対策案としてフィードバックコメントが表示されます。良い点や悪い点を抽出した対策コメントは、見えてきた課題を特定する手助けになるでしょう。

154項目の質問項目で多角的に調査

従業員が答える質問項目は全部で154項目。厚生労働省が推奨する57項目に加え、独自に約87項目のアンケートを盛り込んでいます。独自の項目は18万人以上のメンタルヘルスデータをベースに専門家の知見を取り入れているため、多角的な調査結果を生み出します。そのため従来のストレスチェックでは見つけられなかったリスクや課題の抽出に寄与します。

まとめ

本記事では、自己認知について解説しました。自己認知は、自分自身の価値観や強み、弱みを把握することを指します。価値観や強み、弱みを知ることで、自分に合った仕事や環境を知れる他、キャリア形成にも良い効果があります。自己認知を知る方法として、テストや他者とのコミュニケーションがありますので、機会があれば試してみると良いでしょう。

https://survey.lafool.jp/
関連タグ

この記事をシェアする

  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする

今週のイチオシ!コンテンツ

お役立ちセミナー

Follow Us!

SNSで、人事・経営者に役立つ情報をチェック!このサイトの更新情報もお知らせします

PAGE TOP