ラフールが行っているキックオフイベントとは
弊社ラフールでは、半期に一度のタイミングで、全社が一度に集まるキックオフイベントを行っています。
キックオフイベントでは全社員が一丸となって取り組むコンテンツを盛り込んでいます。
今回、その一端を取り上げてどのような取り組みを行っているのかをご紹介しますので、人事、経営に携わる方に、施策や研修のご参考にご一読いただければと思います!

キックオフイベントには、企業の方針発表だけでなく理念浸透の意図も
さて、キックオフイベントとはいえ、何をやってるのか?
そもそも何のキックオフ?という所からご説明したいと思います。
弊社にとってのキックオフイベントとは、事業年度を半期に区切り、半年に一度のタイミングで会社の方針について発表する場。まさにその”期”が始まるよ!というキックオフの意味合いです。
また、会社の方針発表だけでなく、理念浸透の意図を含んだコンテンツが企画されているところがラフールらしさではないかと思います。
ラフールのビジョン”全ての「はたらく」をウェルビーイングにする”を達成していくために、全てのメンバーが立ち返る行動指針として、以下6つのクレドを提示しています。
①変化の波に乗る
②圧倒的な行動力でやりきる
③脳みそに汗をかく
④心技体を磨く
⑤相手の期待を超える
⑥仲間を信じて一丸で戦う
このラフールのPVV(パーパス・ビジョン・バリュー)の意味について考え、実現するためにどうすればよいのか、キックオフオフイベントを通して全社員が体験していくことになります。
ラフールが目指す組織体「グリーン組織」は当事者意識の高い組織
ラフールがおこなっているキックオフイベントの趣旨についてはご理解いただけたかと思いますので、本記事では2022年、実際に行った内容をご紹介します。
まず上項で取り上げたラフールの6つのクレドですが、これはビジョンのすぐ下に位置する「バリュー」の考え方に基づいて構成されています。
そのバリューの考え方とは「圧倒的な当事者意識」です。

では「圧倒的な当事者意識」を作り上げていくために、全てのメンバーはどのようなマインドでどう行動すべきなのか?
その一つの考え方として、弊社代表から「グリーン組織」についてのお話が始まりました。
グリーン組織とは、2014年にフレデリック・ラルーの著書「Reinventing Organizations」で紹介された概念で5つの組織モデルで編成されている考え方のうちの一つです。

この中でラフールは【階層構造はあるが、より個を重視した人間らしい組織】である「グリーン組織」を目指していくという会社の方針について発表されました。
理念浸透を決定づけたのは、キックオフ後に動き出したプロジェクト
キックオフイベントの中では、グリーン組織を目指していくという会社の方針の発表と、そのために自分たちはどう動くのかを考えていくワークの時間が与えられましたが、それで終わりににしないということがラフールの特徴なのかもしれません。
というのも、この理念に紐づく社員の行動指針を浸透させていくために、まさにメンバー主体で考えていくプロジェクトとして「グリーン組織プロジェクト」が発足したのです。
有志でメンバーを募り、プロジェクトが動き出し、「グリーン組織」の考え方を浸透させていくためにどうすればよいかを、プロジェクトメンバー間で話し合っています。
話し合った結果、具体的にどのような形になったかというと、弊社代表の考えやグリーン組織の考えを実行しているメンバーのインタビューをラジオや社内報で周知したり、心理的安全性の確保に必要な要素として、自己肯定感を高めていくというものがあり、その施策の一環として、自身で気づかないよい点を賞賛しあう、『ひなたぐちワーク』を行ったりしています。
このように、グリーン組織プロジェクトを通し、理念を浸透させていく取り組みを全社で体現しようと日々切磋琢磨しています。
研修をやって終わりにしないためには目的とゴールの明確化が必要
弊社のキックオフイベントは、必ずPVV(パーパス・ビジョン・バリュー)の実現に紐づくことを目的とし、全社員がそれを理解し、行動に移していくことをゴールとしています。
ゴール(メンバーにどうなってほしいか)目線で研修コンテンツが練り上げられ、終了後には振り返りをおこないます。
今回、弊社でおこなっているキックオフイベントの一例をご紹介させていただきましたが、研修をやって終わりにしないためには目的とゴールを明確化することが必要ではないでしょうか。
みなさまのお取組みのご参考になれば幸いです。
