60秒で診断!成果を生むサーベイ選定の自社にとっての「最重要ポイント」

組織サーベイを導入したのに、思ったほど改善につながらない…そんな企業様の声をよく耳にします。
レポートは毎回きれいにまとまっていても、現場でのアクションに結びつかず、結果としてサーベイをやっているだけ・・・。
多くの企業に共通するこの状況には、いくつかの理由があります。

本記事では、「なぜ組織に良いはずのサーベイが成果に結びつかないのか」を整理しながら、自社に合ったサーベイの選定軸を見定めるための考え方をご紹介します。

また記事の末尾にはいま自社がどこでつまずいているのかを簡単に把握できる「60秒診断」もご用意しました。運用改善の第一歩として、ぜひ活用してみてください。

なぜ貴社のサーベイが組織改善につながらないのでしょうか?

サーベイは、本来であれば組織の課題を明らかにし、次の一手を決めるための強力なツールです。しかし実際には、結果の共有にとどまり、改善に向けた動きが続かないケースが少なくありません。

その背景には「データが悪い」「回答率が低い」といった表面的な理由だけではなく、もっと構造的なつまずきが存在しています。

サーベイ運用のよくあるつまずきと、その背景にある構造

「何のためにやるのか」があいまいなまま進んでいる

サーベイを実施する前に、「何を改善するための調査なのか」「どんな状態を目指すのか」が十分に整理されていないまま進んでしまうケースです。目的がぼんやりしたままでは、結果をどう読むべきかも、どんなアクションにつなげるべきかも判断しづらくなり、施策が前に進みません。

改善のための協力体制がなく、人事がひとりで抱え込んでしまう

サーベイは、本来、人事だけで完結する取り組みではなく、現場や管理職、経営層など複数の関係者が関わることで初めて改善につながります。

ところが、誰がどの役割を担い、どんな順番で動くのかといった協力の型が決まっていないと、実務も調整も人事に偏りやすくなります。

結果的に、人事が個別に根回しをしたり、改善を前に進めるための調整を一人で背負ってしまい、サーベイ自体が負荷だけ大きい取り組みになってしまうのです。

結果を見ても、誰が何をすればいいのかが分からない

レポートを見ても「スコアが良い/悪い」で止まってしまい、その先の要因分析や改善アクションの検討に十分に踏み込めていないケースです。
どの指標をどう読み取り、次の動きにつなげるのかの前提がないままでは、せっかくの結果も活かしきれず、改善の動きに結びつきません。

失敗の本質は、「どう運用するか」が決まっていないこと

ここまでのつまずきを見ていくと、共通して浮かび上がるポイントがあります。
それは「サーベイをどう運用するか」というイメージが、そもそも固まっていないということです。

サーベイの仕組み自体は年々高度になり、可視化できるデータも増えています。
しかし、仕組みが整っていることと運用が整っていることは別の話です。

目的の共有、フローの整理、協力体制、結果の読み方、施策の進め方──
これらは、どれか一つが欠けてもサーベイは成果を生みません。表面的にどんなツールを使っても、運用が噛み合っていなければ改善につながりにくいのです。

運用設計がないまま、ツール選定が先に進んでしまっている

よくあるのが「とりあえずこのサーベイツールを使おう」という決め方です。
もちろん機能は重要ですが、運用の前提が定まっていない状態でツールだけを決めてしまうと、後からやりたいこととできることのズレが生まれます。

  • どんな流れで進めるのか
  • 誰がどこで判断し、誰が動くのか
  • どこまでをサーベイで見るのか

こうした運用面が固まっていない限り、ツールは使いこなせない機能を抱えたままになり、結果として改善に結びつきません。

成果につながるサーベイには、「動かすための前提」が欠かせない

では、どんな前提が整っているとサーベイは成果につながるのでしょうか。ポイントは、複雑な分析や高度なアルゴリズムではありません。

「組織を動かし始められる状態」が確保されているかどうかが分岐点になります。

以下の骨格が揃っていると、サーベイは「測る」だけの取り組みから「組織を動かす」仕組みへと変わっていきます。

結果をどう見て、誰がどう動くかが決まっていること

レポートを確認したあと、何を基準に判断し、どこを深掘りし、誰が次のアクションを決めるのか。

この一連の読み解き〜意思決定のラインが設計されていることが前提になります。

ここが整っている組織では、結果を受け取った瞬間から次のステップに進むまでの動きが滑らかになり、改善のスピードと精度が安定します。

逆に曖昧なままでは、結果が話し合いで止まり、改善に踏み出しづらくなります。

サーベイをどう進めていくか、全体の流れが整っていること

依頼、回収、リマインド、集計、共有といった業務フローが担当者の属人的な段取りではなく、一定の流れとして定義されている状態です。

「いつ・誰が・どの順番で進めるのか」が揃うことで、回収率は安定し、現場も参加しやすくなります。

組織全体で動けるリズムがつくれるかどうかが、活用度合いを左右するポイントになります。

誰がどこで判断して、何を決めるのかがはっきりしていること

改善施策を決める場、判断の基準、責任の所在などが明確であることは、サーベイを改善活動につなげるための最低条件です。

判断の座組みが曖昧だと、「課題は特定できたのに、次のアクションに移れない」という状態が起きやすくなります。

一方で、意思決定のラインが整理されている組織では、結果を起点に具体的な施策に素早く落としていけます。

一番の近道は、自社のボトルネックを特定すること

サーベイ運用には、目的設定、協力体制、回収プロセス、読み解き、施策実行…と、多くの要素が関わっています。

そのため、「全体を一気に改善しよう」とすると、どこから手をつければよいか見えにくく、改善の手が広がりがちです。

重要なのは、自社のサーベイ運用を止めているボトルネックを先に見つけること。

ここを見つけられると、改善の優先順位が一気に明確になり、成果につながるスピードが大きく変わります。

どこが詰まっているかは、企業によって異なる

同じ「サーベイが活かせていない」という状況でも、原因は各社ごとにまったく違います。

目的の共有が不十分な組織もあれば、部署横断の協力体制が弱いケースもあります。

読み解きの型がないために動き出せない企業もあれば、現場への落とし込みが仕組み化されていないことがボトルネックになる場合もあります。

つまり、表面的には同じ課題に見えても、根本的に詰まっているポイントは一社一様です。

だからこそ、闇雲に改善するのではなく、最初に「自社のボトルネックはどこか」を見極めることが、最も効率的なアプローチになります。

ボトルネックの見定めを助けるための「60秒診断」

そこで本記事では、いまの自社が「どこに課題を抱えているか」を素早く把握できるよう、シンプルな診断をご用意しました。

以下の設問について、「自社に当てはまる」と感じた場合は、設問にチェックを入れてください。
末尾に記載されたアルファベット(A/B/C/D/E)の合計から、現在どのタイプに近いのかが分かります。

診断のあとには、タイプごとの特徴と、それぞれに合った「次の一手」もご紹介します。

それでは診断を始めてみましょう。

No. 設問 タイプ
1 サーベイの設計、依頼、集計、レポート作成が、人事の特定メンバーの手作業に頼っている。 B
2 改善施策の進捗状況を、組織全体や部門横断で追跡・管理する仕組みがない。 E
3 サーベイ結果を基に、どの課題を最優先するかの客観的な根拠が足りていない。 D
4 「答えても変わらない」という意見が現場から聞かれ、回答率が目標値を大きく下回る。 C
5 サーベイ結果を基に実行する改善の目的・目標値について、経営層からの明確なコミットメントや合意が得られていない。 A
6 サーベイ結果に基づく改善アクションが、現場任せになり実行が滞っている。 E
7 スコアの「良い/悪い」は分かるが、なぜその結果になったのかの要因の深掘りができていない。 D
8 サーベイの回答期間中のリマインドや、その後のデータクリーニングに手間を感じている。 B
9 サーベイの改善目標が、経営計画や事業戦略と紐づいていない。 A
10 サーベイ結果と改善施策の進捗を社員に共有する仕組みが社内で確立できていない。 C
11 改善アクションが現場の多忙さに負け、会議での共有に留まっている。 E
12 実施頻度や、各部署への結果共有のタイミングが年度によってバラバラだ。 B
13 結果レポートに専門用語が多く、現場マネージャーが理解に苦しんでいる。 D
14 サーベイの導入目的やターゲットとする組織課題について、関係者間で解釈のブレが生じている。 A
15 サーベイ結果を基にした施策実行の組織的なメリットを、回答者に対し戦略的に伝えきれていないと感じる C
16 サーベイ結果から生じた改善施策について、実行を可能にするための現場への権限移譲やリソース確保が組織的に設計されていない。 E
17 サーベイの設問が最新の組織課題や人事制度に合わせて定期的に見直されていない。 B
18 部門別や属性別のクロス集計に手間取り、ボトルネックの特定に時間がかかっている。 D
19 サーベイ結果を基に、どの施策を「やめる」か「始める」かの判断基準がない。 A
20 従業員が匿名性やデータの使われ方について不安を抱いていると感じる。 C
21 サーベイ結果を各部署のKPIや評価に連動させる設計ができていない。 E
22 サーベイ運用のマニュアルがなく、担当者が変わると一から引き継ぎが必要になる。 B
23 サーベイ結果が組織の売上や生産性などの経営指標に対してどの程度貢献しているかを検証できていない。 D
24 サーベイ実施後、改善目標や重要指標(KPI)が組織全体に浸透しているか不安がある。 A
25 サーベイの所要時間が長く、回答すること自体が負担になっている。 C
設問チェック(該当するものにチェック)
チェック数:0
最多タイプ:
A目的意識・共有
0
B業務フロー
0
C回答率
0
D読み解き
0
E実行推進
0

結果

該当項目にチェックすると、ここに診断結果が表示されます。

【無料ダウンロード】タイプ別に見る課題の構造と「次に持つべき視点」

診断で「いま何がボトルネックになっているのか」が見えてくると、その先で気になってくるのは、結局のところ「では自社はどう進めていけばいいのか」 という部分だと思います。

例えば、そのタイプになりやすい背景や組織のクセは何なのか。

自社がまず押さえるべきポイントはどこなのか。

今使っているツールで十分なのか、もっと合う選び方があるのか…など。

そこで、こうした「次の判断」を整理しやすいよう、タイプごとにつまずく理由や、改善を進めるうえで押さえておきたい着眼点、必要な機能の優先度をまとめたガイドをご用意しています。

診断ではつかみきれなかった部分が、自社の状況にあわせてもう少し立体的に見えてくるはずです。

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