セルフケア

栄養バランスを整えて夏バテを回避! 夏を元気に乗り切る冷たい麺類のレシピを紹介

夏になると食べる機会が増えるそうめんやうどん、ソバ、冷やし中華などの冷たい麺類。さっぱりしておいしいですが、冷たい麺類ばかりでは身体のだるさやどんよりした疲れを感じませんか?冷たい麺類を食べるときに気をつけたいことと、おすすめレシピを紹介します。

麺類ばかりだと夏バテに? 2つの理由を解説

・糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が不足
麺類ばかりだと夏バテになってしまう理由は糖質が中心の食事になっているからです。
麺類に含まれる糖質は体内でブドウ糖にまで分解されます。小腸で吸収されたブドウ糖は血液によって全身の細胞に運ばれて、エネルギーに変換されます。ビタミンB1はブドウ糖がエネルギーに変換されるときに必要な栄養素です。

冷たい麺を食べるときは、ざるそばや冷やしそうめんなど麺単品で食べることが多いですよね。麺類にはビタミンB1が少ないため、糖質からエネルギーをつくることができず、だるさを感じてしまうのです。

出典:pexels.com

・内臓が冷えてしまう
冷たい麺類はかりでは、内臓が冷えてしまいます。内臓が冷えるとはたらきが鈍くなってしまうことも。腸活がブームになっていますが、腸が冷えていると動きが悪くなり、腸活にも悪影響を及ぼしてしまいます。
夏はエアコンが効いた部屋で冷たい飲み物やアイスを楽しむことが多いもの。食べ物まで冷たいものばかりでは内臓の負担になってしまいます。

麺類を食べるときに気をつけたいこと

・麺類単品ではなくおかずも食べる
麺類を単品で食べるのではなく、おかずも食べましょう。おかずをプラスすることで麺類の食べ過ぎを防ぐこともできます。
麺類のおかずは肉野菜炒めや揚げ物などがよく合います。タンパク質が豊富な肉・魚・卵・大豆製品と、ビタミン・ミネラルが豊富な野菜を組み合わせましょう。ビタミンB1が豊富な豚肉やレバー、うなぎなどを使うといいですね。

・麺に具をのせて彩りよく
冷やし中華に具材がないと寂しいですよね。そばやそうめんを食べるときも具材をのせてみましょう。
インスタ映えするためには彩りを意識するもの。彩りを良くするだけで自然と栄養バランスが整います。「こうしたら映えるかな?」と考えながらさまざまな食材を取り入れてみるといいですね。
そばには生卵、納豆、オクラ、山芋などをプラス。そうめんには錦糸卵やキュウリをトッピングしましょう。ちょっと豪華にうなぎをトッピングしたうなぎそうめんもおすすめです。

・具沢山のつけ麺にするのも◎
麺のつけ汁を具沢山にするものおすすめです。ラーメンのつけ麺のように、汁を温かくして「ひやあつ」を楽しむのも良いでしょう。具材は肉や魚などのタンパク源と野菜を組み合わせると1品でもバランスが良くなります。具材は豚肉やツナ、オクラ、なす、トマトなどが合います。

・身体を温める食材をプラス
薬味には体を温める食材を使いましょう。ねぎやにら、しょうがなどがおすすめです。一味唐辛子やカレー粉などのスパイスを使うのも良いですね。唐辛子に含まれる辛み成分カプサイシンには血行を促進するはたらきが期待されています。

・食後は温かいお茶がおすすめ
エアコンの効いた部屋で過ごすことが多い夏。冷たい麺類を楽しんだあとは、ぜひ温かいものを飲みましょう。ほうじ茶や玄米茶など温かいお茶がおすすめです。

栄養バランス◎ 冷たい麵類のレシピ

栄養バランスを意識した冷たい麺類のレシピを紹介します。
いつもの麺つゆにちょっと飽きてしまったときにもおすすめです。

・暑い日に食べたい!和えるだけ簡単『ぶっかけもずくそうめん』

出典:Nadia

納豆・トマト・オクラをのせた彩りの良いそうめん。もずく酢の爽やかな酸味で食欲が湧かないときにも食べやすいです。納豆に豊富に含まれるビタミンB2も糖質やタンパク質をエネルギーに変換するときに働くビタミンです。
レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/146865/recipe/414656

・暑い日は麺!和えるだけですぐうま!『にらまみれそば』

出典:Nadia

冷やし中華に飽きたときにおすすめのレシピ。ビタミンB1が豊富な豚ひき肉と体を温めるにらをたっぷりのせた中華和え麺です。肉みそはレンジでできるので暑い日にコンロの前に立つ時間を減らせます。
レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/146865/recipe/414340

・ニラが香ばしい 豚バラと夏野菜の香味つけ蕎麦

出典:Nadia

シンプルに食べることが多いざるそば。つけ汁を具沢山にすると目先が変わります。豚バラ肉とナス、トマトを炒めることで油が回り、コクが生まれます。体を温めるニラ、にんにく、しょうがもたっぷり入れましょう。ビタミンB1はにんにくと一緒に調理すると吸収が良くなり、ビタミンB1の疲労回復効果が長持ちします。
レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/502835/recipe/413479

・さっぱり旨うま♪ナスとトマトのカレーつけうどん

出典:Nadia

カレーうどんを夏向けにアレンジした一品。アツアツのカレーつけ汁と冷たいうどんがよく合います。そこまで暑くないときは少しでも温かい料理にしたいですね。カレーのスパイスで体が温まります。レシピURL: https://oceans-nadia.com/user/111095/recipe/409853

まとめ

冷たい麺を食べるときに気をつけたいこととおすすめのレシピをご紹介しました。麺類自体が体にとって悪いわけではありません。麺類が不足しがちな栄養素や身体が冷え過ぎてしまう弱点を他の食材や食べ方でカバーしてあげましょう。
ご紹介したレシピを参考に、麺類単品ではなく他の食材を組み合わせて食べることを心がけるといいですね。
バランス良くしっかり食べて夏バテを防いでいきましょう。

参考文献・URL
中嶋洋子「改訂版 栄養の教科書」2015新星出版社
わかさの秘密 ビタミンB1 https://himitsu.wakasa.jp/contents/vitamin-b1/