セルフケア

カリウムと食物繊維がたっぷり*初夏が旬のスモモとモモの身体に嬉しいはたらきを紹介

ころんとした見た目が可愛らしいスモモとモモ。どちらも初夏に旬を迎える果物です。実はスモモとモモには体にとって嬉しいはたらきがあるカリウムと食物繊維がたっぷりと含まれているんです!美味しくて栄養素が豊富なスモモとモモについて解説します。


楽しめるのはほんの一瞬!初夏に旬を迎えるスモモとモモ

・旬は初夏!国産のものが楽しめる
スモモとモモはどちらも初夏に旬を迎えます。バナナやキウイフルーツなど年中出回っている果物がある中、スモモとモモのように旬の時期だけ売られている果物で季節を感じてみてはいかがでしょうか?旬の時期はリーズナブルに手に入りますよ。
スモモとモモは5月~10月まで楽しめる果物ですが、ピークは6月下旬から8月です。
スモモはハウス栽培の大石早生が5月から出回り、10月には峰満イエローと呼ばれる品種が旬を迎えます。
一方、モモの旬は5月から早生の品種から始まり、ピークは6月~8月です。9月や10月に出回るものもあります。

・カリウムたっぷり!余分な塩分や水分を排泄
スモモは1個あたり195㎎、モモには1個あたり381.6㎎とカリウムが豊富に含まれています。
暑くなるにつれて麺類やスポーツドリンクなどを摂りすぎていませんか?カリウムは余分な塩分の排泄を促すはたらきのあるミネラルです。さらに、余分な水分を排泄してくれるので浮腫みの解消にもつながります。カリウムが不足すると細胞の中に水分を取り入れようとすることから、浮腫みを引き起こすこともあるのです。
アルコールの飲みすぎなどもカリウム不足の原因に。冷たいビールが美味しくなる時期には不足しないようにしたいですね。

・腸内環境を整える食物繊維が豊富
スモモは1個あたり2.08g、モモは1個あたり2.76gの食物繊維が含まれています。スモモとモモはいずれも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているところも魅力のひとつ。水溶性食物繊維は便を柔らかくするはたらきがあり、不溶性食物繊維は腸を刺激して排便を促すはたらきがあります。
腸活ブームによって注目されている善玉菌。水溶性・不溶性いずれの食物繊維も善玉菌のエサとなるので、善玉菌を増加させて腸内環境の改善にも働きかけます。
成人女性は1日あたり18g以上の食物繊維摂取が推奨されているので、食物繊維が豊富なスモモとモモを活用してみるのも良いですね。

甘酸っぱさが楽しめるスモモ

出典:pexels.com 

・どんな果物?
スモモは中国が原産も丸い形のスモモと細長い形の西洋スモモに分かれます。生のスモモ類はプラムと呼ばれることも。
スモモの主な品種は早生の「大石早生」、青い皮が特徴の「ソルダム」、それに皮が真紅の「太陽」などがあります。

・美味しいスモモの選び方・食べ方
手にもってずっしりと重みを感じるもの、縦に入っている溝が左右対称のものを選びましょう。
スモモの表面に白く粉を吹いたように見えるものがありますが、プルームと呼ばれる無害なものです。プルームはスモモから自然に分泌されたもので、鮮度が良いものにはしっかりとついています。食べても害はありませんが気になる方は食べる直前に水で洗い流しましょう。
買ってきたスモモがまだ青くて固いときは常温に置いて追熟させましょう。赤くなって良い香りがしたら食べごろですよ。
皮ごと食べられますが、皮は酸味が強いので剥いて食べると甘味を強く感じられます。皮の酸っぱさはアクセントにもなりますので、フレッシュな酸っぱさを楽しみたいときは皮ごと食べてみましょう。

甘い香りでハッピーな気分になれるモモ

出典:pexels.com 

・どんな果物?
桃は品種の系統によって白鳳系・白桃計、そして黄桃系の三つに分けることができます。白鳳系は甘みが強くて柔らかく、果汁がたっぷり。白桃系は名前のとおり果肉が白くて肉質が硬いため日持ちが良い品種です。従来は缶詰めなどの加工用向けが多かった黄桃ですが、最近は黄金桃といった生食向けの品種もあります。

・美味しいモモの選び方・食べ方
全体にはっきりした紅色かチェックします。色付いている部分に白い斑点があるものは美味しい証拠です。甘い香りがするものを選びましょう。
果物の中でも特にモモはデリケート。衝撃によって傷んでしまうので持ち帰りでは他のものと当たらないように気をつけましょう。
冷やしすぎると味が落ちてしまうので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるようにします。
柔らかいモモは切るのが難しいですよね。まずは表面の溝に沿って種があたるように包丁をぐるっと1周させましょう。両手で優しくひねると綺麗に種がとれます。くし形に切ってから皮をむきましょう。カットしてから皮をむくことで手が滑らず、果肉をつぶさずに切り分けられます。

スモモとモモを楽しむレシピ

スモモとモモはそのまま食べてもとってもおいしいですが、ジャムやジュース、お菓子づくりにも活用できます!
たくさん頂いたときや買ったもののちょっと味が薄かった…といったときにもぴったりです。

・プラムのクイックジャム

出典:Nadia

真っ赤な色が可愛いスモモのジャム。おうち時間にコトコトとジャムを作ってみてはいかがでしょうか。パンはもちろん甘酸っぱさがヨーグルトによく合います。

レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/146865/recipe/378900

・すっぱあまい・すももジュース

出典:Nadia

夏に手作りドリンクがあると嬉しいですよね。こちらはスモモの酸味とシナモンの香りがマッチしたスモモジュースです。水割りや炭酸割りのほかにも、牛乳と混ぜてもおいしいですよ!

レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/35733/recipe/141021

・丸ごと桃のチーズタルト

出典:Nadia

まるごとのモモがインパクト大のタルト。サラダの組み合わせにもあるようにモモとチーズは相性の良い組み合わせです。丁寧に皮を湯剥きして、表面にモモジャムを塗った見た目は食べるのが勿体ないくらい写真映えしますね。

レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/364420/recipe/395623

・桃のジェラート

出典:Nadia

暑い夏にぴったりのモモを贅沢に使ったジェラート。ミキサーを使うと簡単にできますよ。「あかつき」など果肉が桃色の品種を選ぶと見た目が可愛らしいのでおすすめです。

レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/338171/recipe/395074

まとめ

出典:pexels.com 

体に嬉しいカリウムと食物繊維がたっぷり含まれたスモモとモモ。甘い香りに癒されること間違いなしです。旬の時期はあっという間なのでお店でチェックしてみてくださいね。
生で食べるほかやお菓子作りに活用してみましょう。

参考URL
・旬の果物百科「スモモ」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/sumomo.htm
・旬の果物百科「モモ」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/momo.htm
・わかさの秘密 成分情報「カリウム」
https://himitsu.wakasa.jp/contents/potassium/
・わかさの秘密 成分情報「食物繊維」
https://himitsu.wakasa.jp/contents/dietary-fiber/
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html