時々感じる疲れやだるさ。早くなんとかしたい!と思ったときは、クエン酸の力を借りてみませんか?クエン酸をたっぷり含んだ食品を活用して、疲れた身体をサポートしてあげましょう。
なんかだるい…疲労を感じる3つの理由
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・エネルギーがうまくつくられていない
毎日しっかり食べているのに疲れてパワーが出ない…。そんなときは、食べ物からうまくエネルギーが作られていないことがあります。
食べ物は体の中に入ってそのままエネルギーになるわけではありません。消化・分解をされた後、さまざまな酵素やビタミンなどによってエネルギーに変換されます。このとき、「クエン酸」も必要です。
体でうまくエネルギーが生み出せないと、いわゆる代謝の悪い体になります。するとエネルギーが産生されず、疲れやだるさの原因になることもあります。
・乳酸が多く溜まっている
疲労物質としてよく知られている乳酸。激しい運動だけでなく、ストレスや不規則な生活によって細胞が酸欠の状態になると乳酸が蓄積されます。
最近では、乳酸が直接疲労の原因となるのではないといわれています。乳酸が多く作られると、水素イオンという物質が発生します。すると本来は弱アルカリ性である人間のpHバランスが酸性に傾き、このことが疲労の原因であると考えられているのです。
激しい運動をしたときなど、筋肉でエネルギーがつくられる際に糖が分解されると乳酸が発生します。この乳酸は筋肉痛の原因にもなってしまいます。
・食欲不振
暑さやストレスなどで食欲が湧かないときはありませんか?食欲不振によって糖や脂質、タンパク質が不足するとエネルギー不足となってだるさや疲労感を引き起こしてしまうことがあります。
まずはしっかりと食事をとることが大切です。特に夏は暑さによって食欲が湧かないことが多くなるため、食欲増進を促す食べ物を選んだり、食べやすく調理する必要があります。
酸っぱい成分!クエン酸のはたらきとは?
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・エネルギーの産生をサポート
クエン酸は、レモンなどの柑橘類や梅などに含まれる酸っぱい成分のこと。体内でエネルギーを作り出すときに中心となってはたらく物質です。
体内で食べ物からエネルギーを作り出す仕組みはクエン酸回路と呼ばれています。クエン酸によって、分解された糖や脂質、タンパク質がエネルギーに変わります。
・疲労物質の”乳酸”を分解
クエン酸には、疲労のもとになる乳酸を分解してくれるはたらきがあります。乳酸が分解されるとエネルギーとしてはたらいてくれます。
乳酸が分解されることで、疲労の蓄積を抑えるほか、疲労の回復が期待されています。
・酸っぱさで食欲増進
レモンや梅干しを想像するだけで唾液が出る経験は誰しもあるのではないでしょうか。クエン酸を多く含む食品には唾液と胃液の分泌を促して食欲を増進させるはたらきがあります。クエン酸が豊富な果物を食べたり、調味料としてお酢やレモンを使う方法があります。
クエン酸が含まれている食品
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・レモン
クエン酸といえば真っ先に思い浮かぶレモン。柑橘類にはクエン酸が豊富に含まれていますが、その中でもレモンはトップクラスの含有量を誇ります。
暑い日はグリルしたお肉や魚にフレッシュなレモンをかけるとさっぱりと食べられます。
ドレッシングやマリネに使うほか、ドリンクやレモンサワーに使ってもいいですね。
・お酢
クエン酸が多い調味料として代表的なお酢。
お酢には様々な種類があり、主に穀類を主原料とした穀物酢や米酢と、果物を主原料にしたりんご酢やワインビネガーなどに分かれます。
穀物酢のツンとしたにおいが苦手なときは、米酢やりんご酢を試してみましょう。
酢のものなどの料理で、お酢の酸っぱさが強いと感じるときは、少量の油を加えると酸っぱさが和らぎます。
・梅
梅干しの酸っぱさはクエン酸によるもの。梅にはクエン酸が豊富に含まれています。
初夏に出回ることが多い青梅には、アミグダリンと呼ばれる物質が含まれており、中毒を起こしてしまうことがあります。必ず梅シロップや梅酒、梅干しなどに加工したものを摂るようにしましょう。
梅干しは細かく刻んでご飯に混ぜ込むと、暑い日でも白いご飯が食べやすくなります。塩分が多いので1日1個までが目安です。
・キウイフルーツ
ビタミンCが豊富なイメージがあるキウイフルーツ。実はクエン酸も豊富です。
果物の中でも比較的お値頃ですし、スプーンですくって食べられる手軽さが魅力ですね。食べるときはそっと手で包み込むように持ってみましょう。弾力を感じるものが食べごろです。
・パイナップル
レモンなどの柑橘類やキウイフルーツのほか、パイナップルにもクエン酸が豊富に含まれます。
パイナップルは追熟しないので、買ったものは新鮮なうちに食べましょう。丸ごと1個買うと食べきれないときは、スーパーやコンビニのカットパインを活用するのも手です。
クエン酸が豊富な食品でつくる果実酢のレシピ
クエン酸が豊富な食品とお酢のダブルパワーが期待できるサワードリンクのレシピをご紹介します。
さっぱりした酸味で暑い日にもぴったりです。
・フルーツ酢仕込みの梅サワー
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初夏に作りたい梅ドリンク。こちらのレシピではりんご酢やアセロラ酢を使っているので、クセが少なく梅の酸味とフルーティな美味しさが楽しめます。
難しそうなイメージがある梅仕事ですが、やってみれば意外と簡単。カビを防ぐために丁寧に水気を拭いておきましょう。
梅と氷砂糖が交互に並んだ様子は見た目も涼やかです。
レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/11375/recipe/120541
・レモン酢
出典:Nadia
相性ピッタリのはちみつとレモンを使ったサワーです。ドリンクだけでなくマリネなどのお料理にも使える優れもの。おしゃれな瓶で作ると見た目も素敵です。
このレシピはレモンの重量でお酢とハチミツの量を決めるのでレシピを覚えやすいですよ。
レシピURL:https://oceans-nadia.com/user/21965/recipe/312906
・キウイ&パイナップルビネガー
出典:Eレシピ
クエン酸が豊富のキウイフルーツとパイナップルを両方使ったドリンクです。グラニュー糖とハチミツで作るため、1週間ほどの漬け込みで出来上がります。
紅茶で割ると素敵なドリンクに変身。テレワーク時のドリンクやリラックスしたいときのお供にぴったりです。
レシピURL:https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/4edc330f9ad660f9f0494fd87736ae8d.html
まとめ
ちょっとだるい、疲れたな…という状態では、仕事や勉強がはかどりませんね。しっかり休むことに加えて、食べ物のクエン酸パワーで元気をチャージするのもひとつの方法です。
毎日の食事にクエン酸が豊富な食品を取り入れるほか、おいしいサワードリンクなどを活用してみてくださいね。
参考URL:
https://www.kyoritsu-foods.co.jp/event/kuensan/
https://himitsu.wakasa.jp/contents/citric-acid/
http://www.mizkan.co.jp/osu-information/osu/kind.html
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html