休憩のたびに悪口を聞かされ、職場に行くが苦痛になっていませんか?職場にネガティブな話題や悪口が好きな人がいると、毎回聞かされる側は、ストレスが溜まる一方です。そこで、心がしんどくなる前に回避法を取り入れましょう。
「へぇ~」と聞き流し。同調よりも共感でやり過ごす
職場の人が悪口を言い始めたとき、あなたはどうリアクションをしますか。困りつつも、適当に合わせる方法を選ぶかもしれませんね。
しかし毎回話を合わせると、「私だけではない」と勘違いを生む恐れもあります。その結果、悪口がヒートアップしたり、会うたびに悪口を聞かされたりなど、よりストレスを感じる状況になるでしょう。
現状を変えたいのなら、積極的にあいづちや同調をするのをやめて、「へぇ~」と聞き流すようにしましょう。リアクションが薄く、気乗りしない返答が続けば、話し手の意欲が低下します。やがて、あなたに悪口を聞かせることも減るでしょう。
なかには、悪口ばかり言う人が直属の上司や先輩で、聞き流しが厳しいこともあるかもしれません。同調よりも共感をすることで、回避が可能です。
同調は相手の感情を自分事のように感じ、同化することです。対する共感は、自分と相手を切り離し、相手の感情に対して、理解を示すことです。
同調では「それはむかつきますね」「うわぁ、ショックでしたね」と同化しますが、共感では「~に、むかついたんですね」「××さんの態度が残念だと思っているんですね」と理解を示すだけです。
同調したときのように盛り上がる心配がなく、話がヒートアップすることが減るでしょう。
区切りがついたらサッと話題変更!ストレスを浴びすぎない
ネガティブを吸いやすい体質の人や繊細さんにとっては、悪口や陰口を耳にするだけでもストレスが溜まるかもしれません。
そこで、話の変わり目を見計らい、話題をササっと変更しましょう。たとえば「Aさんはホントどんくさい!ミスも多くって~」とAさんの悪口を言ったとします。
Bさんの悪口が再開する前に、話題の区切りがついたら、すぐに「そういえば、今日のランチはどうしますか?」「××のデパートでワンピースのセールが始まったらしいですよ」など、別の話題へと切り替えるのです。
次の話題は、相手の興味・関心が高く、乗ってきそうなものを選ぶとスムーズに切り替えらえるでしょう。相手の好みがわからない場合も、よくランチで食べ歩く方など新しいお店のオープンした情報、期間限定メニューの情報などなら、興味を示しやすいです。
相手がよく買うもの、趣味がわかっているなら、その情報提供も喜ばれるでしょう。相手の興味を理解することで、ネガティブな情報ばかりを聞かされずに、楽しい話題へと変えられます。
それでもしんどいなら、理由をつけて距離を置く
悪口ばかり言う人の勢いが強すぎて、とても話題替えができなかったり、共感をしても「あなたはそう思わないの!?」と同意を求めてきたりなど、回避が難しいケースもあるかもしれません。
その場合には、すみやかに物理的な距離を置くことをおすすめします。なぜなら悪口ばかり言う人が自分の意見こそ正しいと思い込んでいる場合、同調を求めてきて、さらにあなたのストレスが溜まる可能性が高いからです。
・急な電話がきた
・緊急の業務対応で呼び出された
・急にトイレをもよおした
悪口を聞く機会は、給湯室でお茶を入れる最中やトイレ休憩中、お昼休みなどのシーンが多いかと思います。それであれば、お腹に手を合わせて「ごめんなさい、お手洗いへ」といえば、腹痛で離席することをすんなり了承するはずです。
あるいは鳴っている携帯電話を持ちながら「すいません」といえば、緊急の電話が来ていることを理解し、呼び止めることもないでしょう。
しょっちゅう電話や腹痛のフリは、無理が生じるかと思うかもしれません。けれど、生まれつきお腹が弱めの人も生理周期で不調になる人もいるため、そこまで怪しまれることはないでしょう。
束縛の強い彼氏・パートナーがいる場合や、営業職で取引先から折り返し電話が来るお仕事なら、しょっちゅう電話が鳴っても違和感が少ないです。営業職でないなら、干渉のひどい彼氏ができたと告げれば、ごまかすことはできることでしょう。
悪口を聞かされることで、メンタル不調にならないためにも、理由をつけて物理的に距離を置くのが得策です。
まとめ
いかがでしょうか。共感をする方法、話題を変える方法、距離を置く方法の3つを紹介しました。
急に距離をとり、接し方が変わることで、関係がぎくしゃくしないかと不安になるかもしれません。しかし、あなたの心を守れるのはあなただけです。悪口を聞かされるしんどさから心身の具合を崩す前に、回避策を身に着けて、ストレスフリーに働く環境を手にしましょう。