旬の食材は栄養満点とはよく聞きますが、本当にそうなのか気になったことはありませんか?今回は旬の食材がもつチカラやメリット、秋に旬を迎える食材と栄養成分、おすすめレシピを管理栄養士が解説、紹介していきます。
旬の食材のもつチカラ
日本には四季があり、それぞれの季節で旬の食材が異なります。
ですが、栽培技術が発達しているため1年中出回る食材も増えてきています。とはいえ、旬の食材には叶わないもの。
旬と旬でない時期の野菜には2倍以上栄養素が含まれているものもあります。
例えばほうれん草。ビタミンCが夏採りのものは100gあたり17㎎、冬採りでは100gあたり84㎎とその差は4倍。
旬の食材には、栄養素がたくさんあることがわかります。
秋に旬を迎える食材と栄養素
にんじん
にんじんは、秋から冬にかけて旬を迎える野菜。
にんじんには強い抗酸化作用をもつβ-カロテンが豊富に含まれています。がんの予防効果があるともいわれています。
β-カロテンは皮の近くに最も含まれているので、よく洗って皮のまま食べるか、薄く皮を剥くのがポイント。
きのこ類
しめじやまいたけ、えりんぎなどのきのこ類は秋が旬です。
きのこ類には、整腸作用のある食物繊維が豊富に含まれています。そのため、腸活をしている人にとてもおすすめな食材です。
また、きのこの細胞壁にある「βグルカン」という食物繊維の一種には免疫力を高めてくれる効果があるといわれているので、体調を崩しやすい秋には食べるといいでしょう。
さんま
さんまは、漢字だと「秋刀魚」と書きます。その名の通り秋に旬を迎える魚のひとつ。
青魚であるさんまには、EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。
EPAは不飽和脂肪酸で血液をさらさらにしてくれる効果が期待できます。
しかしEPAは熱に弱いため、EPAを摂りたい時には刺身など生の状態で食べるようにしましょう。
柿
秋の果物といえば柿を思い浮かべる方も多いはず。
柿にはビタミンCがたっぷり含まれています。
ビタミンCは、美肌効果などの美容成分だけでなく、抗酸化作用もあるので身体の中で過剰に発生した活性酸素を除去してくれるはたらきがあります。
りんご
まるまるひとつを丸かじりしたくなる秋の味覚、りんご。
生のままで食べても、焼いて食べても美味しいですよね。
りんごに含まれているりんご酸には、疲労を回復してくれるはたらきがあるので、お疲れ気味の方におすすめです。
秋に食べたくなる!おすすめレシピ
金美にんじんの和風スープ
https://www.bob-an.com/recipes/41067.html
出典:Bob&Angie
金美にんじんだけでなく、スーパーなどで購入したにんじんでも代用可能のレシピなので普段の料理でも活かせます。にんじんの優しい甘みで野菜が苦手なお子様でも美味しく食べられる一品。
レンジで簡単!きのこマリネのレシピ
https://www.sirogohan.com/recipe/kinokomarine/
出典:白ご飯.com
たっぷりきのこで食物繊維を補えるレシピになっています。便秘気味や、腸活をしたい時に食べるのがおすすめ。冷蔵で5〜6日もつので常備菜としても大活躍してくれること間違いなしです。
たまらない美味しさ!さんまの蒲焼き丼
https://oceans-nadia.com/user/303237/recipe/423220
出典:Nadia
甘辛なたれに絡んださんまの美味しさがたまらない一品です。薬味の大葉がさらに美味しさを引き立ててくれます。ごはんがとまらなくなる丼に仕上がっていますよ。
柿のパンタルト
https://www.bob-an.com/recipes/15621.html
出典:Bob&Angie
そのまま食べても美味しい柿をさらに美味しくいただけるレシピ。おやつやおもてなしの料理としても活躍してくれます。フランスパンを使って作るので失敗する心配もありません。
さつまいもとりんごのレモン煮
https://www.bob-an.com/recipes/16193.html
出典:Bob&Angie
さつまいものホクホク感、りんごのシャキシャキ感どちらの食感も楽しむことができるレシピ。つくりおきとしても重宝し、小さいお子様から大人まで大好きな味でたくさん作りたくなります。
りんご巻きトンカツ
https://www.bob-an.com/recipes/00136.html
出典:Bob&Angie
一見変わったレシピですが、りんごと豚肉の旨味が効いたトンカツに仕上がっています。パクパク箸がすすむ一品。
いかがでしたか?食欲の秋には、栄養たっぷりの旬の食材をいただきましょう♪