寒くなると暖かいものが食べたくなりますよね。そのような時には、身体の芯から温めてくれる効果が期待できる生姜を工夫して食べるようにしましょう。今回は生姜の栄養効果とおすすめレシピを管理栄養士が紹介します。
生姜の栄養効果
生姜には身体を温めてくれる効果があることをご存知ですか?他にも新陳代謝をよくしてくれたり、消化をよくするなどの効果もあります。ここからは生姜の栄養効果について詳しく解説していきます。
身体の冷えを改善
生姜に含まれているジンゲロールは辛み成分のひとつ。このジンゲロールには、冷えてしまった身体を温めて冷え性を改善する効果が期待できます。寒いと人の血管は細くなり、血行が悪くなりますよね。生姜には血管を拡張してくれるはたらきがあるため、血流が良くなり、結果冷え性を改善してくれる効果が期待できるのです。またその保温効果は3〜4時間ほど持続すると言われています。
消化促進作用
生姜には、胃や腸のはたらきを活発にして食べ物の消化吸収を促進する作用があります。これは生姜のジンゲロン・ショウガオールという辛み成分によるものです。ジンゲロン・ショウガオールには胃酸の分泌を促してくれるはたらきがあります。そのため、胃の調子が悪かったり、吐き気があるときなどに食べると緩和する可能性も。また、妊娠中の悪阻にも効果が期待できると言われています。ただし過剰摂取には注意が必要なので、医師に確認してから摂るようにしましょう。
美容効果
生姜に含まれているジンゲロールには、血行を良くしてくれるだけではなく、新陳代謝を良くしてくれる効果も期待できます、そのため、アンチエイジング効果も期待できる万能食材。さらに抗酸化作用があるため、体内で過剰に分泌してしまった活性酸素を除去してくれるはたらきがあります。
食欲を促進する効果
生姜にはシネオールという香り成分が含まれており、この成分は食欲を促進してくれる効果が期待できます。食欲がない時や疲れがたまっている時に、生姜の匂いを嗅いでみてください。元気がでてくるはずです。
炎症を抑えてくれる効果
生姜には、ギンゲロールという成分が含まれています。この成分は、風邪や関節痛などの炎症を抑えてくれる効果が期待できます。さらに、生姜の香り成分であるガラノラクトンにはのどの痛みを抑えてくれる効果が期待できます。風邪のひきはじめやのどに違和感を感じた時に生姜湯などにして飲むのがおすすめです。
生姜を使ったおすすめレシピ
鶏しょうが鍋
https://www.bob-an.com/recipes/16897.html
出典:Bob&Angie
寒くなる季節に食べたくなるものといえば鍋。鶏のうま味を活かして、身体の内側からぽかぽかにしてくれるレシピです。お肉も野菜もたっぷりで栄養満点。〆のご飯も美味しくいただけること間違いなしです
ショウガ入り甘酒
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/ef58d993a2378eb9a1a644e6d77d7b7f.html
出典:E・レシピ
お正月などに家族みんなで飲みたくなるおすすめのレシピ。やさしいはちみつの甘さがクセになります。酒粕が苦手な方は糀で作られている甘酒で代用してみてください。
新生姜の甘酢漬け(ガリ)
https://www.sirogohan.com/recipe/gari/
出典:白ごはん.com
春先に出回る新生姜のレシピ。うっすらピンクのかわいらしい見た目が食欲をそそります。さっぱりしているので、お寿司の付け合わせやお酒のお供にもぴったりです。作り置きとしても重宝します。
いわしの揚げ団子のしょうがあんかけ
https://www.bob-an.com/recipes/00080.html
出典:Bob&Angie
生姜には魚の臭みをとってくれる作用もあるため、いわしの臭みがとれて美味しくいただけます。いわしが苦手な方でもこのレシピなら食べられる!という方も。
材料3つ!超簡単♡蒸し大豆とトマトのジンジャーハニーマリネ
https://oceans-nadia.com/user/739440/recipe/443816
出典:Nadia
切って混ぜるだけの簡単時短レシピ。あと一品ほしいというときに役立ちます。ふんわり香り生姜の香りと、はちみつの優しい甘さが際立つマリネになっています。黒こしょうをふくことで、味に締まりがでますよ。
ジンジャー黒糖マフィン
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/ee4112c33d125eebcbc49d6b30ae11ab.html
出典:E・レシピ
ほんのり香る生姜の香りで食欲がUP。黒糖との相性もよく、ちょっとしたお茶の時間に食べたくなる味わいです。ジンジャー黒糖マフィンでホッと一息しませんか。