システムエンジニアリングサービスを行う株式会社テクノサーキュレーション様。創業30期の節目を経て、31期目という重要な時期を迎えています。今回は、新たな改革とともに『ラフールサーベイ』を経営の中で活かしていきたいと語る、営業部片平様、坂本様にお話を伺いました。

社員のストレスを視える化したい

― 『ラフールサーベイ』導入の経緯を教えてください。

当社の社員は、基本的にお客様先で仕事をしています。目が届かないところにいるので、仕事でストレスがたまっていてもわかりにくい。ハラスメントを未然に防ぎ、メンタルヘルスを保たなければならないという思いがありました。

ただ、以前はそれに対する施策は特になく、メールの返信が遅くなったり、月に1,2回ほど昼食を共にするときの様子が違うなど、経験値と肌感に頼っていました。重大な変調を見落としてしまった事を後悔しています。

そんな中、縁あってご紹介いただいたのが『ラフールサーベイ』です。メンタルを中心とした目に見えづらい内面の部分を数値化できるのはうれしいですし、メンタルヘルスだけではなくフィジカルやエンゲージメント、パワハラやハラスメントに関する項目もある。「これはいい!」と思い、すぐに導入を決めました。

営業部 片平 典子さま

そこにあるストレスに気づき、軽くするために                                                     

― 『ラフールサーベイ』をご利用してみていかがですか?

『ラフールサーベイ』では、社員がサーベイ回答後に自身の結果やアドバイスコメントを見ることができます。サーベイを受けて終わりではなく、自分が今どういうコンディションなのかがわかるだけでも振り返りの機会になりますし、『ショートサーベイ』では質問数が19問と手軽にできて負担に感じないところがいいですね。

当社は50人未満ということもあり、法で定められているストレスチェックが内包されている『ディープサーベイ』の回答に関しては、今は任意参加にしていますが多くの社員に参加してもらいたいと考えています。引き続き目的や意義、「こういう人にはこういう対策を会社がしますよ」という具体的なメリットを伝える工夫をすることで、回答率を上げていきたいです。

― いま実際にどんなストレスが多いのでしょうか?

コロナ禍での業務は、多くの点で「やりにくい」と感じます。隣合わせで仕事ができていた人同士がチャットでのやり取りになりましたし、打ち合わせをする際には、お客様に質問をするタイミングにも気をつかわなければなりません。そういったものにストレスを感じ、知らない間にため込んでいるおそれがあると思うのです。

客先で仕事をしている社員も、以前は月1回の帰社日がありましたが、コロナ禍で会うことが極端に少なくなっています。オフラインでの交流経験があればこそ、オンラインでのコミュニケーションがうまくいくのですが、画面越しでしか会っていない新入社員もいますし、プロジェクト会議をしても画面がオフの人もいます。

顔が見えず雑談もないコミュニケーション、そこには見えないストレスがあるはずです。それが『ラフールサーベイ』を行うことで見えてくる。自分でストレスに気づくことができる。何らかの対処ができれば、少しでも軽くなるのではないかと考えています。

営業部 坂本 周さま

『ラフールサーベイ』で軌道修正しつつ、改革を進めたい

― 今後どのように『ラフールサーベイ』を活用していきたいとお考えですか?

創業30期を迎え、31期目は新たな改革の年です。今まではSES業務中心でしたが、新たなソリューションとしてパッケージ販売や自社パッケージ開発を進めていきたいと考えています。また、多様な人材を雇用しつつ従業員を増やしたいですし、ゆくゆくはオフィスの移転も行いたい。本社で働く社員のためのオフィスではなく、コワーキングスペースのように使えるオフィスがあるといいなと考えています。誰かがいる環境で作業できればストレスの緩和にもつながる。そういった就労環境を、評価制度を含めて立て直していくイメージです。

今回の改革では、今までやってこなかったものを取り入れることになります。それが社員にとってどうなのか、どのくらい会社に活気が出てくるのか、網羅的に調査をできる『ディープサーベイ』ならば、それがわかってきます。エンゲージ的なところを指標として持ち、結果をもとに軌道修正していくことができます。

このように、会社を経営していくために『ラフールサーベイ』を施策として取り入れたい。そうすることによって、当社の財産である「人」を守り、サポートし、ともに歩んでゆくのが目下の目標です。

一方、社員にとっての『ラフールサーベイ』はストレスケアの意味合いが強いです。今後コロナウイルスの影響によって、さらに働き方や環境が変わってくる可能性がある。それに伴う内面の変化を自身で「視える化」するためにも、活用を進めていきたいです。ラフールさんにはさまざまな付帯サービスをご紹介いただき、ストレスや問題が発覚した際にセルフケアができるよう環境を整えたいと思っています。

今はまだ会社として規模は小さいですが、今のうちにストレスチェックのできるサービスを導入しておけば、組織が拡大してもスムーズに移行できますし、過去のデータとの比較もできます。将来的には、当たり前に活用できているようになればいいなと思っています。今後の『ラフールサーベイ』にも大いに期待しています。